power of music arrival

昔、ニーチェは「神は死んだ」と書きました。そしてバルトは「作者の死」を唱えました。
このふたつはいろんな解釈の仕方があります。
しかし、わたしは神と作者が手を組んだ作品には素晴らしい力があると実感してしまいます。神というのが大袈裟ならばpurenessと言い換えてもいいかもしれません。purenessを備えた音楽はわたしたちを静かに明るさやぬくもりへと導きます。それはとてもここちよい体験です。
久しぶりにコシミハルを聴いて、心の中に灯がともりました。歌詞だけを見ると聖俗合わせ持つ内容ですが、楽曲そのものは賛美歌のように美しいのです。彼女のステージ「music hall」は毎年行われていて、一昨年末に見に行ったのですが、歌いながら踊る彼女はとてもきれいで、心躍りたのしい気持ちになったのでした。野宮真貴時代のピチカートファイヴやロマンチカもステージが素晴らしいのですが、コシミハルはクラシックなダンス(バレエ)を取り入れていてとても身のこなしが柔らかなので、そんなに動いて歌えるの?とはらはらさせられます。舞台上では数人のダンサーとコシミハルファゴット奏者のお父さんが演奏しているのですが、この人数がコシミハルにふさわしく、ショウの構成としては素晴らしいのです。とても印象的でした。
CDのパッケージでも赤木氏の動物のイラストレーションがあちらこちらに顔をのぞかせて、コシミハルの小宇宙を作り上げています。
今年はmusic hallにいけるかな?

関係ないけど
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のきもち。