まぶしい光、土の上で踊りたい

きょう、NHKトップランナー名嘉睦稔(なかぼくねん)さんがでていました。
わたしは彼の作品を見たことがなかったのですが、本人を一目見て、ものすごく魂のエナジーを持った人だと感じました。彼は沖縄の離島生まれで「海学校、山学校の優等生」だったそうです。
吉本ばななと共作した本もあるそうです。(新聞連載していた模様)

彼の魂は沖縄の土と光が作ったもののように思えて仕方ありません。

わたしは関西から十年前に東京にやってきたのですが、いつまでたっても足が浮いているような不安感がはなれません。都会的っていうのはこんなに空気が薄いものなのか…といまだに思っています。
なんだか薄甘いカルピスをずっと飲まされ続けている感じなのです。

東京には土地のパワーを感じないのは、住んでいるところやたまに足を運ぶところが決まっているせいかもしれないなあ。もっと下町とか、いわゆる江戸だった地域へいったりしてみれば考えがかわるかもしれない。

わたしに力をくれる土地はどこなのでしょう。


漫画家の川崎ゆきおが「日本の首都は東京、アジアの首都は大阪」といっていました。
わたしはもともと大阪人ですが、大阪が合わなくて京都に引越しして5年ほど住んでいました。
勤め先は大阪だったので、わたしのアイデンティティーは京阪電車の特急のボックス席かもしれません。

京都は土地のパワーが濃くて、外国人や学生が大量に出入りするのでオープンな場所でした。誰でもウェルカムなところがあって、引っ込み思案のわたしのような人間も受け入れてくれました。

東京は積極的に自己アピールをしないとダメなようですね。ただのひとでは相手にされないみたい。

東京都32条の認定をもらっている人は誰でも都営地下鉄の無料パスポートを作れるので、それを作っていろんなところを回ってみようかな、と考えています。
東京でも濃くてオープンなところはあるのかな。