愛し憎し

春先にSさんと出会ってから1ヶ月くらいの間、いろんなことがありました。


Sさんは優しいかと思えば毒舌家になり(もっとも病気のヒステリー症なので)ひどく独善的で、わたしを振り回しました。わたしに、犯罪に当たるようなことも平気でやってのけるので、良くはしてもらったけれどわたしは気分的にどうしても気が治まらない。
そこで、その犯罪について示談書を書いていました。
区役所の無料法律相談にもっていくために事の経過を書いた紙を作り、見本の示談書を作り、これで準備万端…と思っていたら、郵便証明を出すためのSさんの住所のメモがどこかへいってしまっていた。
そこで、わたしは香水屋さんになってSさんに電話をかけた。
「お客さま、住所が違っていてお届けできないんです。これはギフトなのでぜひ正しい住所をお教えください」
するとSさんは「香水なんて要らない要らないとにかく私は風邪も引いているしコンコンコンコン病気だしそんなもん要らないよ返してくれ」
「いやーそれでは贈られたお客様に申し訳が立ちませんし、こちらも仕事ですのでどうしても教えていくわけには」
「あんたもしつこいねー要らないんだよそんなもん本当に性格悪いね私も分析(精神)するけどあんたのも相当だ」
以下、Sさんとわたしは押し問答を繰り返し、最後に
「vieさんからの贈り物ですのでどうかお願い致します」
というと、むこうは
「そうかあ…友達だから無碍にもできないなあ。そんじゃあいいますよ…」
と、やっと住所を切り出した。
「S様、どうもありがとうございました。3,4日で到着すると思いますのでどうぞおまちくださいませ。それでは失礼します」

はあー。疲れた。もとからSさんと話するのは疲れたけどね。

でもイエス様の生誕月間だからと思い、本当にアナスイの小瓶を贈ることにした。

すきだけど、嫌いな人。Sさん。