新年会

年に一回は梅本洋一さん宅で内輪だけのパーティーを開くのですが、それがいつもとても楽しくて楽しみにしています。聞いていた予定は4日だったのですが、梅本さんの奥さんの安美さんが日仏で行われるカイエ週間の準備が4日から始まるので急遽3日になった次第。京都から早く帰ってきてよかった。
過去に料理本も出している梅本さんはわたしの料理の師匠。今回も家庭的なフランス料理を頂きました。
来ていたのは、黒沢清夫婦、青山真治夫婦、樋口泰人一家、そしてわたしたち。
黒沢さんなんかは一般的にあまりしゃべらないように見えるんだけど、とつとつと、そしてにこにことよくしゃべってました。ほのぼのしたのは、黒沢さんがクリスマス好きだということ。幼い日のクリスマスのエピソード(朝起きたら枕元に自転車が置かれていた
)とか、サンタをずっと信じていたのに両親に「お前も解っていると思うけど…」と両親に切り出され、愕然とした話とか、かわいらしい少年だったんだなあと心が温かくなりました。家がクリスチャンホームで最後の晩餐の絵を見て育った黒沢少年は、教科書に最後の晩餐の画が載ってあるのを見つけて「なぜウチの画が載っているんだ???」と驚愕したとか。
わたしはもっぱら子供達と遊んでいたのですが、シンプルなゲームって大人になってからあまりやらないのですごく新鮮でした。梅本家の健司くんはひとがたくさんきているのがうれしくてしょうがないらしく野獣のように走り回っていました。
もちろん映画の話も少しはするのですが、シネフィルといるときとちがってのんびりとりとめのない話がうれしかったりしました。